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またまたユースの問題点としてここで触れてみたい。
最近特に、この問題がどうしても引っかかるのよ。全国のジュニアユース、ジュニアプレーヤーがJの下部組織に入りたいと本人、親も協力して何とか合格して欲しいと願う、ある意味『夢の場所』と崇拝している人もいると思う。 聞くところによると、ジュニアの子供がJのジュニアユースのセレクションに受からなかっただけで「お前には素質がないからクラブなんかでやらず部活で我慢しろ!!」と親が勝手に見切りをつけさせてしまうという。 それぐらいJでやらせることに意欲を燃やしている人もいる。 その考えは少々疑問を感じてしまうけれど、今回はやはり夢の主人公の場についてを話をしないと日本の育成はいつまで経っても成功しないね。 まずユースチームがトップのプロまで指導体制が一貫しているか?が大切。 あるチームは一貫性がなく、ユースまで勝利至上主義で選手を商品として育てるという本来の育成の観点がズレているように思う。 要は指導陣が上からの方針をどう指示されているか?また指導者があくまでも己の立場を守るためにどうしても自分の戦術で勝たせることでトップコーチ昇格を目指すのか、とにかく勝ち負けよりも選手を商品にして、どれぐらい輩出できるか?というあくまでも個を作る方針なのか。 トップの監督やコーチは成績絶対、結果を出せなかったら更迭は当たり前。外では、契約一年なんていう猶予はない。だからスタッフがころころ交代しても仕方ないが、育成年代はどうか? 育成年代は育成なので、サッカーだけをやらせても人間教育も徹底しないと商品としての完成度は低い。 またそのハートを伝えられる人物を上が人選することも重要だと思う。 コーチはせめて新規で入団した選手が卒業するまでは同じ担当のコーチが徹底的に原石を磨くべきだろう。 ジュニアユースやユース年代は精神面がまだ確立されておらず、不安定。指導者に対して信頼できるか否かでもその選手の伸びは大きく変わると思う。その選手の人生を背負ったのと同様な責任があると思うのよ。 ブランド力があるから、セレクションも数百人集まると思うが、1000人集めて、商品になる逸材を探し、数10名ピックアップし、トップ昇格率は最低5割~6割、将来は7~8割、1割~2割は海外へ輩出、残りは他のクラブか稀に大学進学。 今は全く逆、ジュニアユース年代以降、一度は進路として「高校サッカーの道」と「ユースサッカーの道」の枝別れがあり、結局は大学で合流するシステムというかパターンになってしまっている。 面白くない例えになるけれど、伊勢原に大山という山があり、登るには男坂と女坂があり、男坂は登りが険しくなっている。女坂は多少緩やか。男坂はユース、プロ直結だから険しい。いゃ、ぞうであるべきだよ。 女坂は高校サッカー。 スタート地点では「じゃあねー」っ分かれるのだけど、先に行くと結局合流するようになっている(苦笑) 山だから許せるけどユースの世界は人生が掛かっているから許せない。 プロを志願し、限りなくユースに合格すればプロへの近道になるから夢を賭けて、人生を賭けて来るのに、合流地点はほとんどが高校サッカーを選択した者と一緒。時には女坂で登った方が中身がしっかりとしているケースだってあるんじゃないかね? なによこれっ!?って思うのは自分だけかね? 何の夢もないじゃないこれじゃぁ。 「プロはそれだけ厳しい」そんなコメントでは片付けられないと思うよ。 少なくともセレクションされた者達の集団だ。100~200名からでは少ないなら、1000人を数ヶ月に亘りセレクション、スカウトして歩けばいい。 その原石をダイヤに出来なかったらフロントも人事で考えればいい。 プロの下部って勝たせて何ぼなのかな?輩出して何ぼではないの?何名輩出して商品として磨き上げたかではないのかな?地域クラブとは違う。 Jは地域クラブのあらゆる見本の発信源。指導者であるための風格、オーラが漂ってなくてはならないと思う。 そして地域の指導者がそれを見て勉強していく。そんなものではないかな? 本来、J育成はタレント、原石をダイヤに磨く加工工場。 地域はあらゆる原石を準備する工場。 Jは気に入った原石を購入し、ダイヤに加工して市場に出す。 このダイヤがその内、世界の市場に出て、落札されて、その資金でクラブ運営する。 世界の市場に認められるということは、ダイヤに加工する職人としての技術は一流な訳で、J下部からも指導者が世界の市場に出て行き、よりトップクラスの指導者として経験を積める場所が手に入いり、世界の厳しさに揉まれ、やがてJのプロコーチ、やがて代表のコーチにも昇格することがあっていいのでは? 今の状況であると、原石、商品になる素材に見切りをつけて、アウトレット市場に放出している気がしてならないのよ。 トップ昇格率1割なんて誰も目指したくなくならないかね? 大学のレベルは確かに上がる。そういえば、最近天皇杯で、大学チームがJチームを食うことがあるのもそのような流れからかも知れないね?(苦笑)単なる偶然、奇跡ではないと思うよ。 アウトレットになりそうな選手が大学で活躍して、遠回りしてトップ入りする。でももう22歳。 世界は商品としては、ジャパンマネー相乗効果の様子を見てから獲得を考えるので、その22歳の選手を純粋に商品として買いたいと思う可能性は下がる。22歳で落札されても異国で生活習慣、空気になれるのに時間が掛かるから、よほど図太い神経でないと、落札した金額に見合った活躍をする可能性は何ともいえない。、気付いたらもう23~24歳。 どこのクラブも育成資金の調達も大変だと思う。例え月謝収入があってもそれだけでは育成資金は回らないと思う。遠征もあるしね。 本当はサラブレットには全額免除で全寮制にして徹底してメンタルな指導をして、人間的にも大人に育て上げてクラブの名、地域、国に恥じない振る舞いができるアスリートを育て上げ、気を抜き、競争に勝てなかった選手はユースでもクビになり、新年度からは高校サッカーや他の地域クラブに帰らなくてはならない厳しい世界というシチュエーションを作ったら代表も本当の意味で強くなるよ。世界で活躍する若手が割りと多くいるため、選手層が分厚くなる。育成の理想像だ。 大学は生徒が増え、そこそこ学校の評判も上がる。良いことかもしれないけれど、結局ユースの進路の時に真剣に指導者が向き合ってくれずに、昇格させられなかったことを選手の努力不足と全てしてしまうのはプロ指導者としていかがなものかなと疑問を感じてしまうよ。 ましてや、自分達が選んだダイヤの原石ではないか。ダイヤにさせられたのは20名中1名?2名? 残りは皆、大学? 高校のサッカー部の監督、コーチは教員が多い。サッカー選手としての経験はなくても人生の経験をしている人は物凄く多く、若者の心を育成し、社会に恥じない若者を育てている人が多い。 時には厳しく、優しく、親父の代行くらいに愛情がある指導者も多い。 サッカー選手としての経験はあっても、大切な心を伝えられる指導者でなければ、不安定な年代の若者やその大切な子供を預ける親の気持ちに立ったらとても信用して預けられないと思ってしまうと思うね。 一体どうなってしまうんだろうね育成は? 日本の育成の現状をもっともっと真剣に考えて行かないと日本は強くならないよ。本当の意味で。
by cojb_column
| 2010-03-15 02:10
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