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親が先走りして解決してしまう。昔と違って今の方が親が子供に手を掛けている時間はあると思う。子供は構わなければ構わないなりに自分で考え、動こうとする潜在能力を沢山もっていることに気づかされる。 子供なりの発想。その発想を周囲が食い止めて、加勢してしまうと、発見を見出す前にイメージは崩れてしまう。 親も周囲も子供がやることをじっと見守ることが勉強だとするならば、やはり人間、教育する立場になってもやはり勉強であることは間違いない。 サッカー選手になるか否かは別として、一人の大人になって行く上としてもできれば子供自ら考え、行動させてどうにもならない時は周囲が手を貸してあげる環境が理想かもしれないね。 親がスーパーマン(ウーマン)過ぎると、子供は却ってだらしのない子になる場合も少なからずあると経験の中で感じて来たことがある。 子供が自分のことを自分でやる前に「いざ登場!!」とばかりに親が出てきて解決していく。 「いいの、いいのママがやるから・・・」こんなシーンは巷でも観られると思う。 いつしか子供はおのずと指示待ちで、自分で考える習慣が身につかない。 思い起こせば、やはり日本代表の監督がトルシエからZICOに替わった時がその象徴であった。もっと遡れば、現アーセナルの監督、ベンゲル氏も「日本で1番驚いたことは、日本の選手は私が次に指示を出すまで待っていて自分で動き出そうとしなかった」と。 「これは日本の文化からも来ていると思うので一概に私が否定することはできないが・・・」 このようなコメントを残していた。 どうやら、満更「事実」ではないこともなさそうだよね。 その発祥が「モンスターペアレンツ」全てとは行かないまでも幼い頃の育成で解決していけるものなのでは?と。だから私はこのことに悲観はしていない。 「子供に嫌われたくない親」「親が子供に怯える、気を使う」なんていうのもよくある話。 そういえばいたよ。過去に私の元に面接しにきた18歳の若者の母親。 息子が答えないから親が全部、顔色を窺って代弁している。 「そうよね?」って。 「ブラジルに何故行きたいの?」 息子「・・・・」 ジャーン!! スーパーウーマン登場!! とばかりに、「学校に行って勉強したくないし、好きなサッカーしたいからでしょう?」 ちょっと待って!!お母さんがブラジルでプロ修行をするのでしょうか?って聞きたくなったくらいモンスターだった(笑) 「あまり怒らない親」冷静に話をして理解できるならば、鉄拳制裁は不要だと思う。 だた、レストランなどで子供が平気で騒いでいても、親同士の話が盛り上がっているのか放りっぱなしでやりたい放題はやはりマナーを教えて行く上ではまずいよね。 言い換えれば人に迷惑をかけていてもなんとも思わない子供に成長していってしまうのは 育成的には良くない。またその子供がやがて親になれば代々同じことを繰り返す可能性がある。 親が学校の給食費を支払わないなんていう問題があるようだけれど、月々三千円くらいの給食費を踏み倒して請求されると逆切れするなんていう非常識な親から教育される子供は 可愛そうだよ。 サッカー選手になるとかそういう問題よりも、まずそれを目指す環境に子供がいるのかいないのか?を調査して見たほうがいいかもしれない。 指導者だけが鼻息を粗くして「プロの育成」といっても、実は家庭がモンスターペアレンツの典型であったり、非常識育成場であったりすれば、それは大変「地に足がついていない」ということになってしまう。 子供がいけないことをしたらまず「何故いけないのか?」を考えさせる。 日本の場合は特に、選手の育成、若者達の形成には必ず親の影響は良かれ悪かれ大きく左右する。 例えばサッカーというスポーツにおいて、人から指示を受けるまで動けないのでは致命傷になる。 子供のイメージは無限。自己主張も年を重ねて行くにつれて日本の場合しなくなってくるね。大人しくお利口?のように見える子供になる。 その中で指導者がこう言ったことに対して「こうだ!!」と主張してきたら「中々面白いなー」って思うこともある。是非、その自己主張はいい具合に成長してくれればいいと願う。 以前にも書いたけれど、子供は親離れ、親も子離れすることは本当に大切と思う。 親がモンスターにならないよう、また子供がベビーに遡らないように 出来れば我々親達は辛抱し、子供を見守る修行をしなくてはならないのでは?とひしひしと感じる。 やがで自立した逞しい人間になっていけるように。
by cojb_column
| 2008-05-13 17:14
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