COJBホームページ
検索
以前の記事
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
某大学の3人の選手がスペインの強豪チームの練習生として参加しているらしい。
何でも、この選手達将来の日本を背負うことになるかも知れないとのこと。 最初はユースチームでトレーニングに参加し、同クラスでは良い動きを披露していたらしい。 しかし、同チームのBチームのトレーニングに参加した時はもはや勝手が違ったらしい。 Bチームの選手は既にトップチームの昇格が見えている有望な選手達の集まり。 17歳でトップデビューした選手、下部カテゴリーの代表、既に昇格トップデビューを果たしている選手など。 紅白戦では日本人がボールを持つ、17歳の選手が「俺にパスを出せ!!」と要求し、日本人の選手はそつなくパスをその選手に供給する。逆に17歳の選手がボールを持ち日本人がフリーで「へいへい」と要求するがパスは出さず一人でドリブルを仕掛けてシュートする。 このような光景があったみたいだ。 ユースクラスではある程度プレーができたため3人は直ぐに名前で呼んで貰えたらしい。 しかし、Bチームでは結局最後まで一度も名前を呼んでもらえることはなかったとのこと。 同じ王国のブラジルでは「ジャポネース」「ジャパ」「ジャポロンガ」、スペインでは「ハポネース」か?サッカー先進国に行くときは、まずそのような差別から洗礼を受ける。 これだよね、世界は。 さて、本題はこれからだ。このスペインの空気、確かにこの3選手には物凄く刺激になり良い経験になったはず。 強豪Bチームでは個々の選手の主張が激しく、練習中であっても敵味方関係なく罵声を浴びせやり合う環境があり、日本人選手、言葉の壁もあったと思うがその中に浸透する余事もなかったと思う。 自己主張、実力社会、巧ければ名前覚えられる、逆なら名前は一向に覚えてもらえない。 白黒はっきりしている。付け加えると正式な選手はトレーニングシャツもロッカーもある。 そうでない選手は床に荷物を置き着替える。 誰が決めたわけではないのに、いつのまにかそのような空気になる。勝負の世界の厳しさの一つだ。 日本のように、わきあいあいとしたものなどはない。 「俺にはボールよこせ、でもお前には渡さない」といわんばかりの図々しさ、ふてぶてしさ 強烈な自己主張の集まり、日本はいつしか自己主張をはっきりする年代から大人になるに連れてそれをしなくなる。少なくても5歳の子供はかなり自己主張は強い。 しかし、歳を重ねていくうちに何故か自己主張をしなくなり、特にサッカーをしている子供は 開かなくなった貝のように大人しい。 周囲から段々いつしか押さえつけられてくるのか、周囲がそうでないから自分もそうでなくなるのか、日本では自己主張が強い人間は基本的に嫌われる傾向にあるみたいだ。 私生活ではまだいい、しかしこと勝負の世界は椅子の取り合いだ。そんなことはいってられない。お人好しの日本人にはサッカーというスポーツは向かないのか? 色々な考えが浮かぶが、どうもこの光景はどうやら日本の底辺のクラスだけには留まらないということをJチームの紅白戦を視ていても強く感じた。 以前にも書いたことがあるが、まるで戦術練習のような紅白戦。競争の迫力感をまるで感じない穏やかな紅白戦であった。この紅白戦違和感を強く感じた私は、ブラジル人選手に「今日は激しくやってはいけないルールでもあったのか?」 と質問したら「それはない、いつもこんなに感じだ、ブラジルではそうではないのだが・・・」とコメントしていた。 はぁ、だからルーキーが期待通りの仕事をする確率が低いのだな、この日本はとも感じる。 最初から図々しく目立ってはいけない空気があるんだなこの国のスポーツ界には。 強豪チームに練習生としている日本人は、外国人の中に入ると「ヘビに睨まれた蛙」なんだな。 言葉が通じないなんて言い訳。アクションで要求ぐらいはできる。ボール受けたら逆に現地の選手にパスださないでまずは自分でシュートまで持って行く。 自分の存在をアピールするのだ。 Jの下部にテストを受けにいってる子、またそれが全てみたいな親子、たくさんいるのを耳にするけれど、アピールの仕方を知らない日本人の中で生活していて何百人も集まるセレクションに眼に止まる訳がないよね。やはり自己主張なんだよ初日から、ファーストタッチから。 20歳にもなった大学生にそれをやれといって、それまでの環境がそのようなことがあまり許されるような環境でなければ、スペインのチームに参加しても違和感は大いにあるはずだ。 サッカーのやり方、コーチが選手に対しての声のかけ方など色々スマートな考えを考案したり伝えたりするのは大切だけれど、やはりこの世界、理屈じゃないんだよね。理屈じゃ。 サッカーの世界に関しては自己主張は絶対だよ。どうしたいんだ?どんなサッカーをやりたい?どうしたかったんだ?どう思ったんだ?「俺はこうしたかった」「何がなんでもボールが欲しかったんだ!!」この会話が普通。 このスペインで練習に参加しているという記事を読んだ時、すぐに現地での雰囲気は伝わってきた。かつて自分がブラジルでそうであったように。
by cojb_column
| 2007-02-25 18:14
|
ファン申請 |
||